kansaibou幹細胞治療
間接治療について
膝や股関節、足首、手首、肩、肘といった関節部位の変形性関節症や関節痛に対し、当クリニックでは自己脂肪由来の幹細胞を使用した局所注射療法を提供しています。軟骨がすり減ることで機能が低下した関節には、患者様自身の脂肪から抽出した幹細胞を培養し、注入することで治療を行います。この幹細胞治療は、「再生医療等の安全性確保等に関する法律」に基づき、適切な届け出を行い、再生医療計画が受理された医療施設でのみ実施可能です。
幹細胞について
「幹細胞」とは、骨や軟骨、腱、神経、皮膚といった体のさまざまな組織を構成する細胞へと変化する能力”多分化能”を持ち、さらに、自分と同じ能力を持つ細胞を作り出すことができる”自己複製能”を有する細胞です。この幹細胞は、体内で損傷した部位を見つけ出し、そこに移動して結合し、炎症を抑えながら傷ついた部分を修復する働きをするとされています。
幹細胞治療とは、こうした幹細胞を自分の体から取り出し、培養して数を増やした後、再び体内に戻して行う治療法です。
幹細胞治療フロー
最初に問診や触診、MRI画像診断を用いて医師が患部の状態を詳しく確認し、治療内容についてご説明いたします。また、感染症などの有無を確認するための血液検査も実施いたします。
■ 幹細胞治療の治療プロセスは以下の通りです
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POINT01
脂肪組織を採取
へそのシワに沿って局所麻酔を行い、皮膚を約5mm切開して少量の脂肪組織を採取します。また、細胞培養に必要な採血も同時に行います。所要時間はおよそ20分です。
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POINT02
細胞培養
細胞培養加工室(CPC)で、治療に必要な数に達するまで幹細胞を3~4週間かけて増殖させます。
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POINT03
関節へ注入
関節内に、治療に必要な数まで増殖させた幹細胞を注入します。
一度の脂肪採取で、複数回の治療に使用できる分まで幹細胞を増やしておくため、追加の脂肪採取や待機期間なく治療を継続することが可能です。
ヒアルロン酸注射や痛み止めを使っても痛みが改善されない方、手術以外の治療方法をご検討中の方は、ぜひ一度当クリニックへご相談ください。